conclave GARDEN WORKS › 庭しごと考

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2011年07月25日

カタログに魔法をかけろ




こんばんは。
conclave(コンクラーヴェ)です。

造園・建築関係のお仕事をされている方はよくご存知だと思いますが、

メーカーさんのカタログって分厚くて重いですよねえ。

確かにあれだけの情報量を詰め込んでいるので、致し方ないですが。


それにしても重い。


なんとかできないかなあと思っていたところ、

ふと、「そやそやPDF化して、iPadで見ればラクチンやん」

と、思いつきチャレンジしてみました。


まずはメーカーさんのホームページを探索。

ふんふん、
それぞれwebカタログにまとめてくれているところは多いです。

しかし、あくまでPC用に作られているので、
このままでは当初の計画、iPadで閲覧はできません
(何社か調べた中に、iPad用のアプリをダウンロードすることで、
 閲覧はできたんですが、使い勝手が・・・)。


んじゃ、カタログのPDFファイルはあるかなーといじったところ、
ここがくせ者で、全ページまとめたPDFファイルは無く、
1ページ毎にPDF化するしか方法はなさそう。


ま、何事もチャレンジということで
空き時間を見つけて、やってみましたよ、カタログのPDF化。
最終的にiPadでみれるように。


先ず、700ページほどのを1冊。

作業自体は、WEBカタログを表示させて1ページずつPDF化のくりかえし。
途中何度も寝そうになりましたが、
思っていたより順調に終了。


と、ここでも問題が。


このままでは、紙にたとえると、700枚の紙がバラバラに存在している状態です。

700個のPDFファイルを1つのPDFファイルに結合することに。
全部のPDFファイルをページ順に選択して、結合
こちらは順調順調。

できたてほやほやの700ページのPDFカタログの完成です。


これだけでも良いのですが、芸がない。

目次を作成。
これで目次をひらいて、該当ページにスムーズに移動も可能になりました。


まだすこし物足りない。

ということで、大抵のカタログには冒頭何ページかに商品写真付きの
インデックスページがあったりします。

そこの商品写真にリンクを作成。

写真をタッチすることで該当箇所にとぶように加工しました。

もはや、自己満足の世界です。

このへんで打ち止めということにして、作成データをiPadに転送。

表示してみたのが、下の画像です。

まず表紙。



おつぎに、インデックスページ



ここで、商品写真をタッチすると・・・




商品ページにジャンプ!ってな具合です。

<感想>

思った以上に使えます。

文字が読めるレベルなのは当然として、
結構なファイルサイズ(約380MB)だったんで、
表示に時間がかかるかなあと心配してたんですが、
ほかのアプリを終了させていれば、ストレスなくさくさく表示されます。

少し手間ですが、最初に目次、リンクさえ作っとけば、
目的ページにたどりつく時間が大きく短縮できるかと。


なにより、あの分厚さ、重さから解放されたことが大きいです。





一般の電子書籍に関しては、
私自身も、蔵書をへらすために、スキャナーを使って電子化を継続中で、
iPadで閲覧したりもしていますが、まだまだ紙の書籍に軍配があがるかなあ
というのが個人的な印象です。

しかし、ことカタログに関しては、検索性にすぐれた電子書籍に親和性が高いのでは
ないかと思います(カタログを最初から最後まで“読む”方はたぶん少数かと)。

なんで、メーカーさんにはどんどんカタログの電子化、推進してほしいところです。

あ、今回使ったソフトは、

PDFファイルの編集に Adobe Acrobat Standard
iPad閲覧用にアプリ GoodReader

を使用しました。ご参考までに。


ちなみに、GoodReaderは、
iPadをお持ちの方には激しくオススメします。


仕事に必要な書類を転送しておけば、持ち歩く書類の量が著しく減るでしょうし、

iPad上でネットサーフィン中に見つけた、
有用なPDFデータもそのままダウンロードできるので、
特に役所関係の資料などを保存し、あとで閲覧したりするのに便利です。

家庭では膨大な取説関係も今はほとんど、企業のHPにいけばPDFデータ化されたものが
あるので、それらを保存して集約することなんかもできます。

これで、取説どこやったっけ問題も解消。

簡単な文字入力なんかもできたりしますので、手書きでメモしたり、
テキストを打ち込んだり、ハイライトしたり、図形をいれたり・・・等々、
編集作業ももりだくさん。

このアプリ、これだけにとどまらない可能性を秘めていて、
使い方をマスターすればホントにいろんなことができますよー。


ではでは。
これ以上は
時間の都合上プラス、
マニアックすぎるんでこのへんで。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
  


Posted by conclave at 20:56Comments(0)庭しごと考

2011年07月20日

シェフシャウエンへGO

昨日の「庭づくり、ことはじめ2」のつづきで、

お次にご紹介したいのは、ご存知の方も多いと思いますが、

NHKテレビ番組『せかいふれあい街歩き』です。

多くの旅番組では食べ物であったり、温泉であったり、歴史であったりと
なにかしら「テーマ」というのが設定されています。

しかしこの番組、ただ街の中を歩き回るだけなんです
(途中かんたんな街の紹介はありますが)。

ついでに言いますと、レポーターも存在しません。

あ、ナレーションは入ります。

ナレーターの人選も考えられていて、

たとえば
大味でのんびりな高橋克実さん。
はじめて訪れる街へのうきうき感が秀逸な中島朋子さん。
良い意味であっけらかんとした雰囲気の工藤夕貴さん。
そして、やはりはずせない矢崎滋さん。
などなど、個性的な面々がさりげなーく
あくまで歩き目線のナレーションで、視聴者の街歩き気分を盛り上げてくれます。


音楽もすばらしく、テーマ曲はもちろんのこと、
朝の歩き始めはゆっくりとスタート、
だんだん街歩きも活発になるにつれにぎやかに、
昼下がりはのんびりモード、
そして探索のおわりは、黄昏た余韻ののこる音楽とよく練られています。

そしてなんといっても、この番組の良いところは、その街その街の素のすがた。

広場の石畳の上にマットを敷いて、
体育の授業をしている、メキシコ・グアナファトのこどもたち
(最後には“道路掃除”と称してマットなしでゴロゴロ転がる始末)。

パリのパサージュ(アーケード)の上階に、暮らしている人たち等、

歴史ある街並みをそのままに、フツ―に日常をすごしている人々が心地よいです。

と、庭のイメージづくりとはすこし離れちゃいましたが、
この番組の“脱力感”は,最近のテレビ番組にはないので好きな人は中毒になるかも。

当然、それぞれの街並みも見もので、
庭関係では、イギリスのコッツウォルズの回は非常に参考になるかと。

ちなみに番組ホームページはこちらです。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/index.html


最後に、ナレーションも音楽も不要というつわものの方におすすめの映像はこちらです。





永川優樹さんという映像作家さんが世界各国で撮影された映像です
(YouTubeに膨大な映像をアップされています)。
永川さん、完全に空気と化しています(笑)。すごい!
これはWORLD-CRUISEという一連の作品中の、モロッコのシェフシャウエンです。

行きてー。

これらを見られると、庭づくりはおいといて旅に出たくなる可能性大ですが、
素晴しかったので、記事にしてみました。

旅から帰られれば、庭づくりも考えてみてくださるとありがたいです。



ではでは。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき
アイタッ(エストニア語の“ありがとう”最近のお気に入り)。
  

Posted by conclave at 17:02Comments(0)庭しごと考

2011年07月19日

庭づくり、ことはじめ2

こんにちは、conclave(コンクラーヴェ)です。

今日も朝から猛烈な雨で、昨日、今日とギュネスにギュナイドゥン出来ずじまいです。

と、いうことで本日も昨日のつづきをすこし。



昨日の記事では、庭づくりの前提として
イメージをふくらませるというおはなしをいたしました。

conclaveのブックレット『庭づくり、ことはじめ。』を手に取っていただき
イメージの“きっかけ”をつかんでいただくのも、その一方法ですが
イメージづくりに一役買いそうなものを、今日はご紹介いたします。


まず1つめにご紹介するのは、映画『トスカーナの休日』。


  ストーリー(@ぴあ映画生活さんより引用)
    突然夫に離婚を言い渡された作家フランシスは
    気晴らしにトスカーナにやって来る。
    彼女は、築300年の売家にひと目ぼれし、衝動買い。
    修復に取り組み始めた彼女は、地元の人々との交流を通して
    次第に活力を取り戻していく。


サンフランシスコとイタリア・トスカーナのギャップを
ユーモアたっぷりに鮮やかに描いていて

トスカーナの人びととの交流により
どんどん表情がやわらかくなる、ダイアン・レインの演技も素晴らしく
見終わったあと、じんわり温かい気持ちになること必至の映画です。


で、こういった映画の魅力を引き出すのに一役も二役もかっているのが
スローフード発祥の地、トスカーナの料理の数々や街並みの美しさ!
これらをながめるだけでも、この映画は一見の価値はあるんじゃないかと思うほど。
家づくり、庭づくり、果ては暮らし方のイメージもふくらむと思います。





 
 
フランシスの購入した荒れた家や庭は
 どうなるのか・・・。

 お時間あればご鑑賞ください。
 リラックスして見れる作品です。









ではでは。
今日はこのへんで。
続きはまた次回の記事で
おつたえします。

最後まで読んでいただき
グラッツィエです。



  

Posted by conclave at 14:00Comments(2)庭しごと考

2011年07月18日

庭づくり、ことはじめ1

こんにちは、conclave(コンクラーヴェ)です。

今日はあいにくの雨で、

昨日のようにギュネスにギュナイドゥンできず、残念であります。


ということで、たまにはお仕事のはなしを。


conclaveのホームページ上(記事右下のロゴをクリック!)には、

資料請求フォームというのがございまして、

そこから必要事項をご記入の上、請求していただくと、

『庭づくり、ことはじめ。』というガイドブックをお送りしております。

今日は、その『庭づくり、ことはじめ。』のご説明を少々。



詳しい中身に関しましては、見ていただくのがイチバン!なんですが、


おおまかに説明しますと、


conclaveが考える庭づくりを、6つのステップにわけて提案しています。


そのうち、後半のステップ4〜6については、実際にconclaveにご相談いただき、

お庭を創り、仕上げ、そしてお客様に愉しんでいただく流れを提案しています。

目に見える流れですね。


では、ステップ1〜3は?

お客様それぞれが、

お庭のイメージを膨らませていただく“きっかけ”の提案をさせていただいております。

そしてそのきっかけをもとに、ふくらんだ、

ある程度はっきりとしてきたイメージを持った上で
(複数の場合もあるでしょう。たとえれば夏の雲のような感じかもしれません)、

conclaveにご相談していただき、カタチにしていくのがベストと考えております。



ちなみにこの『庭づくり、ことはじめ。』、すこし仕掛けがほどこされてまして、

別の用途にお使えいただけるようにもなっています。

それはお楽しみということで・・・。


すこしでも興味をお持ちになられましたら、お気軽にご請求ください!


では、最後に、私が想像力を刺激される映像をご紹介します。

イームズチェアで有名なイームズ夫妻が制作した、

10秒毎に10のn乗の速度で、

ヒトの細胞から宇宙の果てまで連れてってくれる、

『Powers Of Ten』という作品です。

約40年前の作品ですが、今でも考えさせられることが多い作品です。



ではでは。


最後まで読んでいただき、

アイタッ(エストニア語の“ありがとう”)。

  

Posted by conclave at 13:32Comments(0)庭しごと考