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2011年08月10日

『お早よう』

『お早よう』


こんばんは。
conclave(コンクラーヴェ)です。

今日も暑かったですねー。
暦の上では立秋を迎えたというのに。

こういうときは、ひと雨ほしいですねえ。

かと思えば、最近の雨はゲリラ豪雨とかいって、
しゃれにならない降り方しますからねえ。

あー、明日も暑いそうですねえ。

まだまだ続きそうですねえ、この暑さ。


こーんな会話、いま日本中で流行ってそうですよね。


特に、そこまで親しくない間柄の人同士や、
会話につまった時に(笑)。


でも、こんな間(ま)をつなぐ会話って、
実はとても人間らしいというか、高度なことなんではないか?
とも、思ったりもします。

微妙な関係を保つために、互いに内容のないことだとわかりつつ、
言ってみれば、台詞をしゃべってるような。


それを小津安二郎監督は作品『お早よう』のなかでは、
「潤滑油」と表現されています。


この作品、特にワクワクドキドキする場面はありません。
新興住宅地に生活する人々の日常を描いているだけです。

ですが、そんな日常のなかでさえ、
人間て高度なコミュニケーションを駆使する動物やなあ(笑)と、
考えさせてくれます。

たとえば、作品のなかで「男のおしゃべり」を叱られた子供が、
はじめに書いたような、いわば「大人の無駄話」をやり玉にあげ、
反論する場面があります。

と、そういう子供も、相手のおでこを指でつつき
オナラを出し合うという(笑)、究極の無駄ともいえる遊びが
コミュニケーションの一部になってたりします。


たまーに柄にも無く、
「人間らしさ」とか
「動物とヒトを分かつもの」は
なんやろうとか思ったりしますが、
結構こういうことにヒントが隠されているのかも。


といった戯言はおいといて

この映画、

次男役の子役のかわいらしさ、
父親役の笠智衆さんの枯れた演技(こういう歳のかさね方良いなあ)
などもあってか、

なぜか、たまに観たくなる映画であります。


オナラ遊び



『お早よう』


ではでは。
今日もこのへんで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。





タグ :小津安二郎

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Posted by conclave at 22:15│Comments(0)映画
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